意地とときめきの日々

気取って喩えるなら航海日誌です。

日々の進路を見失わないように、潮や波や風や目指すべき港のことを書き留めます。


有り体に言えば日記。面白みは有りません、多分。



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声優さんの話です。

クセのある声が好き。

たとえば石田彰さん、森久保祥太郎さん、杉山紀彰さん、宮本充さん。女性なら能登さん。弁天様の方。

技巧や演技の底にある、揺らがない色みたいなもの。それが好きです。


現代人の人格は多面化しているらしい。誰かに対する自分と、また別の誰かに対する自分との間に、矛盾が生じている、みたいな。

それはそれでいいとして、やっぱり矛盾があるのは不安定ですから、安定を求めるわけです。なんかこういうの理科であったな。物質は安定しようとするんですよね。多分、人間も大半はそうですね。きっとそう。

難しいね。


だから私は、安定したものに惹かれます。確固たるものに恋しています。

その反面、不安定なもの特有の“儚さ”に、ぐらっときたりもしますけど。搔き消えそうなものは、いじらしくて切ないので。


昔は自分に根拠のない自信があったので、不安定なものが大好きでした。陰鬱でグラグラした世界観が堪らなかった。

自分が安定していたから、不安定さを楽しむ余裕があったんです。今はないです。



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全く別の話題ですけど、洋画の台詞回しってカッコイイ。

ド直球じゃなくて、洒落ているというか。皮肉っぽさ、揶揄している感じが、もう痺れますね。ここぞという場面で名台詞決めるのも勿論カッコイイんですが、何より動作の流れの中でさらっと交わされる会話がいい。

ああいう台詞を考えられるようになりたい。洋画を観て勉強します。